延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と火災を防ぐ4つの延焼対策法

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と火災を防ぐ4つの延焼対策法
この記事をカンタンに言うと

 延焼を防ぐため、隣家との距離を一定以上に保つ必要がある
 「ここまでは延焼のおそれがあります」という境界線が「延焼ライン」である
 隣家との距離を保つことができなければ、耐火性が高い建材を使用する

これから土地を購入してマイホームを建てようかと計画している人は「延焼ライン」について意識しないといけません。

延焼ラインについての理解がないままで住宅を建ててしまったり、延焼ラインを意識していない中古住宅を購入してしまうと、

近隣の火災による危険が生じてしまうだけでなく、余計なお金を支払う事態にもなってしまいます。

みなさんは「延焼ライン」について意識していますか?

ここでは、延焼ラインの定義や考え方、延焼ラインに対する建材の使用など、延焼対策について詳しく解説していきましょう。

延焼ラインとはどういう意味?

家売るレオさん

マスター、Yahoo!知恵袋を見てたらよく分からない問題があったんですよ。

「延焼ライン」についての質問なんですけど、回答者のみなさんもはっきりとした回答が難しいみたいで…

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義・対策を徹底解説

引用:Yahoo!知恵袋

イエプロ

一般住宅を建てるときの「延焼ライン」ですね。

法令が絡む問題で、しかも実際の住宅事情を考慮しないといけないので、

それぞれの事情をみないまま一般的な回答をするのは難しいでしょうね。

みなさんは「延焼ライン」という用語を聞いたことがありますか?

「延焼」というくらいですから、火災がおきた際の延焼に関係することなのはイメージできるでしょう。

一体、どういう意味なのでしょうか?

延焼ラインとは「延焼のおそれがある部分」のこと

延焼ラインについての定義に触れていこうと思いますが、まずひとつの前提として延焼ラインという用語は法的に定義された用語ではありません

延焼ラインとは、建築基準法に定められた焼のおそれがある部分」を考えるための境界線のことです。

建築基準法といえば、建物を建てるためのごく基本的な法令だということは分かりますよね?

しかし、この「延焼ライン」については、しっかりと理解していない施工業者もちらほらと散見されるので注意が必要です。

延焼のおそれがある部分の基準

建築基準法で定める「延焼のおそれがある部分」について、法令の記載を確認してみましょう。

延焼のおそれがある部分 隣地境界線、道路中心線または同一敷地内の2以上の建築物(のべ面積の合計が500㎡以下の建築物はひとつの建築物とみなす)相互の外壁間の中心線から、1階にあっては3m以下、2階以上にあっては5m以下の距離にある建築物の部分をいう。ただし、防火上有効な公園、広場、川等の空き地もしくは水面または耐火構造の壁その他これらに類するものに面する部分を除く。

引用:建築基準法 第2条 第6号|WIKIBOOKS

法令の文章は読み取りにくいので、わかりやすく解説していきます。

まず「延焼のおそれがある部分」とは、隣地との境界線または道路の中心線を基準に、次の範囲内を指します。

  • 1階部分=3m以内
  • 2階部分=5m以内

数字で見てもわかりにくいので、図で見てみましょう。

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義・対策を徹底解説

画像引用:公益財団法人 日本住宅・木材技術センター

この図で見ると、住宅の屋根・外壁の色が濃く図示されている部分が「延焼のおそれがある部分」です。

この部分については、たとえば隣家などで火災が発生してしまった場合に延焼が発生するおそれがあるため、延焼を防ぐための対策を講じる必要があります。

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義・対策を徹底解説

画像引用:火災事例|東京消防庁の公式ホームページ

こちらは東京消防庁が公開している「火災事例」に掲載されている実際の火災現場の画像です。

左側の住宅で火災が発生していますが、画像の奥側を見ると、2階部分の火の手が右側の建物の2階部分にも伝わっていることが分かりますね。

ただでさえ1区画の土地が狭いという事情を抱えている日本ですが、あまりにも隣家との距離が狭すぎると、万が一の火事で火が燃え移り被害が拡大してしまう危険があるのです。

イエプロ

つまり、建築基準法の「延焼のおそれがある部分」の境界線が「延焼ライン」ということになりますね。

家売るレオさん

なるほど。

「ここまでは延焼の危険がありますよ」と考えれば良いわけですね。

意外とカンタンな理屈じゃないですか?

イエプロ

そうかもしれませんね。

でも、同じ敷地に2つの建物が建っていた場合はどう考えるのでしょうか?

延焼ラインを超えて地下室があるなんてパターンも考えられますよね。

家売るレオさん

むむっ…そう言われると…

同じ敷地に複数の建物がある場合の延焼ラインの対象

先ほどの建築基準法第2条第6号には、延焼のおそれがある部分のとらえ方について、

「同一敷地内の2以上の建築物(のべ面積の合計が500㎡以下の建築物はひとつの建築物とみなす)相互の外壁間の中心線から」と示しています。

話が難しくなってしまう前に結論をいっておきますが、この規定の部分は「のべ面積の合計が500㎡以下の建築物」は対象となりません

一般住宅で延べ面積が500㎡を超えることはまずあり得ないので、気にする必要はないと考えておいてください。

まず、同一敷地内に2つの建物がある場合には、相互の外壁の間の中心線から延焼ラインをとることになります。

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義・対策を徹底解説

図の中央部分になるオレンジ色の部分が、2つの建物の間になる「延焼のおそれがある部分」です。

つまり、オレンジ色の部分の外周が「延焼ライン」になります。

このように、同じ敷地の中に「建物A」と「建物B」が平行して建っているような場合では、

それぞれの外壁からの距離が均等になる位置が中央線となり、そこを中心に「延焼のおそれがある部分」が生じます。

では、建物の外壁が平行ではない場合はどうなるのでしょうか?

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義・対策を徹底解説

この場合は「建物A」と「建物B」の外壁の平行線を延長し、交差する点から中央線を設けて「延焼のおそれがある部分」を決めます。

地下室がある場合の延焼ラインの対象

最近の住宅では、収納スペースの確保であったり、趣味の空間としてであったりと「地下室」を設置しているパターンがあります。

もし延焼ラインを超えて地下室があったとしても、さすがに地面の中にまで火の手が迫ることはないのでしょう。

すると、地下室は「延焼のおそれがある部分」の制限を受けそうにない気がしますよね。

ところが、実は地下室も延焼のおそれがある部分の制限を受けます。

地下室は法令上は「地階」と呼ばれます。

正確には、地階とは「床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さが、その階の天井の高さの3分の1以上のもの」と定義されています。

地下室といえば、地盤面よりも下に天井があるようなものをイメージしがちですが、

実際には床面を入り口にしているものが多く、地盤面よりも天井が上になっているパターンも少なくありません。

このような実状を考えると、地下室といっても決して「延焼」とは無縁だとは感じられないでしょう。

どうすれば火災を防げる?延焼ラインの4つの対策法

家売るレオさん

延焼ラインの定義についてはよくわかったんですけど、

つまり延焼ラインに該当する部分はどんな規制を受けるんですか?

イエプロ

「延焼のおそれがある部分」ですから、

延焼を防ぐため開口部や外壁などに耐火性がある建材を使用することになります。

延焼のおそれがある部分に該当する場所は、

隣家の火災などからの延焼を防ぐための設備や、火災に強い素材を使った建材や使用する必要があります。

どのような設備や建材を使用すれば良いのでしょうか?

延焼ライン対策①開口部の防火設備を整える

延焼ライン内では「開口部」に防火設備を整える必要があります。

開口部とは「口が開いている部分」という名のとおり、ドアや窓のことを指します。

建築基準法では開口部について、

  1. 防火戸
  2. ドレンチャー
  3. その他火炎を遮る設備

を整えることとされています。

なぜ開口部に防火設備を整える必要があるのかというと「炎の入り口となってしまわないため」です。

火災が発生すると、激しい火の手が高温の衝撃となって外部に噴出されます。

たとえば、隣家の火災で吹き出した炎に触れても外壁が燃えなかった場合であっても、

高温の衝撃となった炎に襲われれば窓ガラスや木製の戸などは破壊されてしまいます。

すると、火の手が屋内に侵入してしまい、延焼が発生してしまうのです。

1.防火戸で火災を防ぐ

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

防火ドアGシリーズ ヴェナート

画像引用:国土交通大臣認定 防火設備防火ドア|YKK AP株式会社

防火戸とは、ドアであれば不燃材である鉄製のもの、窓であればスチールサッシに網入りガラスをはめ込んだものなどが挙げられます。

防火性のあるドアといえば、ひと昔前では飾りっ気のない地味な製品しかありませんでしたが、

最近ではデザイン性を重視したものも増えたので、見た目に劣るものではなくなりました。

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

防火窓Gシリーズ

画像引用:国土交通大臣認定 防火設備 防火窓 Gシリーズ|YKK AP株式会社

窓ガラスも、一般的には網入りガラスを採用するケースが大半でしたが、

窓ガラスのメーカー各社の開発努力によって金網が入っていない製品が販売されるようになりました。

2.ドレンチャーで火災を防ぐ


ドレンチャーとは、単純には「スプリンクラー」と同じ物をイメージすればよいでしょう。

開口部や外壁・軒天井部分などに設置し、延焼ライン上に散水することで延焼を防止する設備です。

近隣の火災を発見した場合は、手動または自動で弁を開いて散水することで、住宅を湿潤化して直接の炎や飛散した火の粉による延焼を防止します

おもに歴史的な建物などに採用されていますが、一般住宅用のスタイリッシュな製品も販売されています。

3.その他火炎を遮る設備で火災を防ぐ

法令を解釈すれば、防火戸やドレンチャーは非常にわかりやすいのですが、では「その他火炎を遮る設備」とはどのようなものをいうのでしょうか?

建築基準法では、この「その他火炎を遮る設備」として次のようなものを挙げています。

その他火炎を遮る設備

  1. 外壁
  2. 袖壁(そでかべ)
その他火炎を遮る設備①外壁
延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

耐火構造の外壁

画像引用:耐火構造の外壁|吉野石膏の公式ホームページ

外壁とは、文字どおり「外の壁」です。

窯業系のサイディングボード、ロックウールなどの繊維質を配合したけい酸カルシウム押出成形セメント板などが該当します。

外壁メーカー各社のホームページをみると、厳しい耐火実験によって2〜6時間の火炎照射に耐える外壁材などが紹介されています。

その他火炎を遮る設備②袖壁
延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

袖壁

画像引用:袖壁|イエタテ

袖壁という部分は建築のことを勉強していないと聞いたことがない名前かもしれません。

袖壁とは、柱と開口部の間の壁のことをいいます。

「壁」は柱と柱の間に壁材を設置することで完成します。

たとえば柱と柱の間に床面から天井まで届く大きな掃き出し窓があれば、壁は途中で途切れた状態になりますよね。

この「本来なら続いているはずだが途切れている壁」の部分が袖壁です。

その他火炎を遮る設備③塀
延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

塀とは、隣地との境界に設置する外塀のことです。

しかし、視線を遮蔽するためだけに設置したような植木や木板・竹板では、隣家で火災が発生した際には火種になってしまい危険です。

一般的には不燃性が高いコンクリートブロックが設置されますが、

味気ない印象があるため装飾性が高い鉄やアルミ製の塀などを設置することもあります。

延焼ライン対策②内壁の防火設備を整える

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

引用:防火・耐火性能|エス・バイ・エル【公式】

建築基準法では、延焼のおそれがある部分について、主に「外側からの炎を遮ることができる設備」に触れています。

ところが、いくら外壁だけ耐火性が高くても、建物の内側の壁にも耐火性が備わった建材を使用しないと火災は防ぐことができません

耐火性が高い外壁材では「数時間の炎に耐える」といっても高温になってしまうことまでは避けられないため、内壁が高温に耐えられず延焼を起こしてしまうおそれがあるのです。

そのため、延焼ラインに触れる壁面については、内壁に「せっこうボード」を貼り付けるのが基本です。

せっこうボード、または「プラスターボード」と呼ぶこともあります。

このあたりは、施主が設計に口をださなくても施工業者がしっかりと対策を講じてくれる部分ではありますが、

建築中の内覧で延焼ラインに触れる部屋の内壁にプラスターボードが貼り付けられていなかったら

「この部屋って、延焼ラインには触れないんですか?」と軽く質問を投げかけておいても良いでしょう。

最近では、外壁だけでも十分な耐熱性を保持している建材があるので、内壁にせっこうボードが不要な建材を使用していればその説明をしてくれるはずです。

延焼ライン対策③軒天井に延焼防止に強い建材を使用する

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

軒天井ボード

引用:軒天井ボード|DAIKEN【公式】

軒天井とは「軒」の天井部分です。

つまり、庇(ひさし)の内側部分のことで、軒裏(のきうら)とも呼ばれます。

基本的に、外壁よりも外側に屋根が張り出している住宅では100%軒天井があると考えてください。

実は、この「軒天井の延焼対策」は非常に重要です。

みなさんご存じのとおり、炎とは下から上に立ち昇るものです。

隣家の火災が延焼する場合、下から突き上げるように立ち昇った炎が軒天井を燃やして出火するというケースは珍しくありません。

そのため、軒天井にも延焼防止に強い建材を使用する必要があります。

軒天井は特段の規制がない

古い一般住宅では木材、最近の一般住宅では主にけい酸カルシウム板が使用されています。

これらの建材は、延焼を防止することはできませんが、軒天井については「建築物の重要部分ではない」として規制されていません

なんと、軒天井については「延焼ラインにかかっている場合でも延焼防止をとる必要がない」とされているのです。

これは驚くべき事実ですよね。

しかし、火災の炎は下から上に立ちのぼるため、軒天井の延焼対策は無視できません

軒天井の建材について、耐火性が高いサイディング材などを勧めてくれる建築業者であれば信用度は高いといえるでしょう。

延焼ライン対策④パイプフードを耐火性が高いものにする

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

パイプフード

引用:パイプフード|Panasonicパナソニック【公式】

住宅の外壁にはダクトからつながる「パイプフード」が設備されています。

室内の空気を逃して空気を入れ替えるための換気口のことですね。

延焼ラインに触れる外壁に設備されたパイプフードは、隣家の炎によって燃えてしまったり、損傷してしまったりすれば、延焼の火種になってしまう危険があります。

パイプフードについては、特に火気につながるキッチンまわりに使用されるものについて、ファイヤーダンパーを備えたものを使用するように規定されています。

もし、延焼ラインに触れる外壁に設備されたパイプフードがただのプラスチックキャップなどであった場合は、耐火性が高いものに交換する必要があるでしょう。

「防火地域」と「準防火地域」とは?

家売るレオさん

延焼対策ってかなり難しいんですね。

でも、割と新しい住宅でも隣家との距離がかなり狭い住宅もあるじゃないえすか?

そんなところは万全の延焼対策を講じているってことですか?

イエプロ

いえ、実はそうではないんです。

「延焼のおそれがある部分」の規定は、実は「防火地域」と「準防火地域」にのみ適用されます

全国どこでもというわけではないんですよ。

延焼ラインのことを意識するうえで絶対に無視できないのが「防火地域」と「準防火地域」です。

防火地域と準防火地域とはどういう意味なのでしょうか?

防火地域・準防火地域とは都市計画の一部

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と4つの延焼対策法

川口市の防火地域・準防火地域

引用:防火地域・準防火地域|川口市ホームページ

防火地域・準防火地域とは、都市計画法を根拠に各自治体が定めたエリアのことをいいます。

地域によって差があるので一概にはいえませんが、概ね次のように区別することができます。

  • 防火地域…省庁や役所、駅、都市機能が集中した市街地や商業地域、幹線道路の沿線など
  • 準防火地域…防火地域の周辺

さらにその周りには「建築基準法第22条指定区域」が広がっています。

防火地域 火災が「起きやすい」場所
準防火地域 火災を「最も予防すべき」場所
法22条指定区域 それ以外の場所

防火地域>準防火地域>法22条指定区域、となるにつれて規制が緩やかになっていきます。

これらのうち「防火地域」と「準防火地域」については、

隣接する建物からの延焼を防いで火災が広がることを防ぐために「延焼のおそれがある部分」を規定しているわけです。

防火地域・準防火地域の外では延焼ラインは生じない

大規模な都市火災に発展することを防ぐために定められた防火地域・準防火地域の規定では、

隣接する建物の火災による延焼を防ぐために「延焼のおそれがある部分」を定めています。

ここまでの内容を復習するつもりでごくカンタンにまとめれば「延焼ライン」については次のように解釈できるでしょう。

  • 延焼を防ぐため、隣家との距離を一定以上に保つ
  • 「ここまでは延焼のおそれがあります」という境界線が「延焼ライン」である
  • 隣家との距離を保つことができなければ、耐火性が高い建材を使用する

ところが、これは防火地域と準防火地域に限った話です。

防火地域を中心にした準防火地域の境界線よりも外側では、
建築基準法第22条指定区域または無制限のエリアとなるため「延焼のおそれがある場所」は生じません

つまり、延焼ラインもありません

家売るレオさん

ということは、これからマイホームを新築しようという人でも、

準防火地域よりも外側の土地であれば延焼ラインのことは考えなくても良いということですか?

イエプロ

法令の定めだけをみればそのとおり。

でも、それは「都市計画としての火災防止対策」の考え方であって、隣家からの延焼が起きる心配がないというわけではありませんよ。

延焼ラインとは?延焼のおそれがある部分の定義と火災を防ぐ4つの延焼対策法のまとめ

今回は「延焼ライン」について詳しく解説していきました。

建築基準法や都市計画法などの法令が根拠となっているため、少しわかりにくい部分があったかもしれませんね。

これからマイホームを建てようと考えている方は、まずは建築予定地や候補地が、

  • 防火地域
  • 準防火地域
  • 法22条指定区域
  • 無制限

どれにあたるのかを調べてみることをオススメします。

無計画に建築してしまえば完成検査に合格しないので、施工業者もそんなミスをするとは考えられませんが、

延焼ラインについての理解があれば「ここに不燃の外壁材を使います」「塀にはアルミ製のものを設置します」などの説明にも理解が深まるでしょう。

また、法の規制を意識せずに勝手に建て増した中古住宅なども存在します。

そんな住宅を購入してしまえば、隣家からの延焼を防ぐために外壁を不燃材へと変更する工事をおこなう必要が生じてしまい、余計な出費がかさんでしまいます

住宅の新築、中古住宅の購入時は、図面などによって得られる情報だけでなく、

実際に現地の周辺事情を確認して、延焼ラインに関する対策がしっかりと講じられているかを確認しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です