外壁塗装で使用する塗料の費用価格は!?外壁塗料をタイプ別に徹底解説

外壁塗装で使用する塗料。

塗料には色々な種類があり、それぞれに特性があります。

外壁塗装で失敗しないためには、それぞれの塗料の特性や価格などをしっかりと理解しておく必要があります。

ここで各塗料の特性や価格などを勉強しておきましょう。

塗料の特性・特徴と価格

外壁塗装で使用する塗料は、配合原料によって
 アクリル系
 ウレタン系
 シリコン系
 フッ素系
 遮熱・断熱系
 光触媒系
に分かれます。
では、各塗料の特性・特徴と価格を詳しく見ていきましょう。

マメに塗り替えるなら「アクリル系」

アクリル系塗料は、価格帯では最も安い塗料です。

当サイト「外壁塗装のぬりかべ君」が独自に調査したところ、外壁のみをアクリル系塗料で施工した場合の金額は69万円。

アクリル系塗料は最も安い塗料なので、耐久性も低め。

標準的な耐用年数は4年程度なので、美しい外壁を保つためには4〜5年以内のマメな塗り替えが必要になります。

 とにかく安く済ませたい!という方
 倉庫として使用している建物など、居住用の住宅ではない建物を塗装する場合

などにはアクリル系塗料を使っても良いでしょう。

塗料剥がれが気になるなら「ウレタン系」

予算があまりないが、アクリル系塗料では不安という場合にオススメなのがウレタン系塗料です。

当サイト調べでは外壁のみの工事金額が73万円。

アクリル系と大差がない金額ですが、少し耐久性が上がって耐用年数も6年と長くなります。

ウレタン系塗料は密着性に優れているという特性があります。

そのため、塗料の剥がれが気になる場合はウレタン系塗料の塗装が最適です。

費用対効果を優先するなら「シリコン系」

予算は高くもないがしっかりと品質は求めたいという方にオススメなのがシリコン系塗料。

シリコン系塗料は現在の外壁塗装業界でも最も多く使用されている塗料で、耐久性に優れ、耐水性も高く、塗料に密着度も良好、それでいて価格は高すぎないというトータルバランスに優れた特性を持っています。

当サイト調べの外壁のみの工事金額は78万円。

耐用年数は12〜13年程度に上がるので、年間のコストは6万円台となり費用対効果はバツグンと言えます。

塗装面積が広いなら「フッ素系」

フッ素系塗料は高い耐候性を持つ塗料です。

耐熱・耐寒性に優れ、長期的なコーティング効果で住宅を美しく保つことができます。

当サイト調べの外壁のみの工事金額は90万円で、シリコン系以下の塗料と比べるとワンランク上の金額になってしまうのがネック。

現在のところ、住宅よりも外観を重要視する店舗などの塗装に使用されることが多いフッ素系塗料ですが、最近では一般住宅への使用を勧める塗装業者も増えています。

耐用年数が約18年と非常に長く、コスパ面では最強とまで言えるため、塗装面積が広かったり屋根の勾配が急だったりで足場代が通常の住宅よりも割高になる場合は、トータルコストを抑えるためにフッ

素塗料を使用するのがオススメです。

省エネ性を重視するなら「遮熱・耐熱系」

省エネ性を重視したい、環境に配慮したいという方にオススメなのが遮熱・耐熱系塗料です。

遮熱とは熱い太陽光線を反射することで熱を吸収しない性能、断熱とは熱をため込み逃がさない性能のことで、遮熱・断熱系塗料とはこの両方の性能を併せ持った塗料のことを言います。

当サイト調べの外壁のみの工事金額は105万円で、外壁・屋根ともに遮熱・断熱系塗料で塗装した場合の価格はダントツに高額になりますが、耐用年数は約20年と非常に長いのでしばらくは塗り替え不要になります。

それよりも魅力的なのが省エネ性。

遮熱・断熱系塗料には、室内を夏の暑い日は涼しく、冬の寒い日は暖かく保つ効果があり、最大で5〜6度程度の違いがあると実証されているので、快適性とともに電気料金も下がって省エネ性が高まります。

工事金額は高くなりますが、省エネと併せて環境への配慮を心がけたい方にはぜひオススメです。

美しい外壁を保ちたいなら「光触媒系」

外壁塗装で使用する塗料で最高ランクとなるのが光触媒系塗料です。

当サイト調べで外壁のみの工事代金が105〜110万円程度、非常に高額ですが遮熱・断熱系塗料と同様に約20年の耐用年数を誇るので、20年間のトータルコストとしては優秀。

光触媒系塗料には、太陽光で汚れを浮かせて雨で洗い流すというサイクルによって外壁・屋根を常に美しく保つという作用があり、室内で使用すれば空気を浄化する作用もあります。

さらに遮熱効果もあり、省エネ性が高いのも特徴。

ただし、今のところは取扱いの難しさから認定施工店のみが工事可能となっており、必然的に工事価格が高くなること、施工する塗装業者が限定されるため選択肢が限られるというデメリットがあります。

迷ったら「シリコン系」

現在の塗装業界で最もポピュラーな塗料はシリコン系塗料です。

価格・品質・耐用年数のバランスが良く、塗り替え適齢期が10年と言われている外壁塗装の耐用年数を満たす塗料としても最適です。

ここで「よし!シリコン系にしよう」と決断した方のために、さらにもう1段階の選択肢があることを紹介しておきましょう。

シリコン系に限らず、塗料には
 水性1液型
 溶剤1液型
 溶剤2液型

の種類があります。

環境への配慮が高い遮熱・断熱系や光触媒系には水性1液型しか商品ラインナップがないものもありますが、基本的にはどのランクの塗料にも水性1液・溶剤1液・溶剤2液の3種類があることを覚えておきましょう。

安価で扱いやすい「水性1液型」

水性1液型は、水を主成分にした塗料です。

希釈にも水を使い、後片づけも水でできるため非常に扱いやすいとい特徴があります。

ホームセンターなどで販売されているDIY用のペンキと同等品なので、価格も最も安くなっています。

一般的には耐久性・密着性ともに溶剤型の塗料に劣ると言われていますが、最近では塗料メーカーの開発が進み水性1液型でも溶剤系に劣らない品質の塗料が販売されています。

できるだけ安く済ませたい、シンナーの匂いが気になるので有害物質が少ないものを選びたいという方は、水性1液型の選択をオススメします。

耐久性・密着性に優れた「溶剤1液型」

トータルバランスでシリコン系を選ぶなら、さらにその中でもさらに価格・耐久性のバランスに優れたものが溶剤1液型になります。

溶剤1液型とは、ホームセンターで販売されている「油性塗料」と同等のもので、塗料とシンナーを混ぜて使用します。

塗膜の強さ・ツヤ持ちなどトータル的な耐久性が高まり、仕上がりも一段と美しくなります。

シンナーで希釈するだけという扱いやすさもウリで、多くの外壁塗装業者がメインの塗料として使用しています。

プロ用の「溶剤2液型」

溶剤2液型とは、塗料+シンナー+硬化剤を混ぜ合わせて使用する塗料です。

耐久性が段違いに向上するので、常に日光や風雨にさらされる外壁・屋根を強力に保護する効果があると同時に、非常に強い塗膜を形成して美しい仕上がりを長く保持することができます。

塗料:シンナー:硬化剤を適切な割合で作らなくてはいけないという難しさがあり、しかも硬化剤を混ぜてしまうと保存ができないので、一般の方には扱いにくいプロ仕様の塗料です。

硬化剤も併せて使用するため費用価格は高額になりますが、納得の仕上がりが期待できます。

水性・溶剤の使い分け

水性1液型・溶剤1液型・溶剤2液型の各特徴を踏まえると、それぞれの使い分け方が見えてきます。

まず予算重視・シンナー臭が苦手という方は水性がオススメ。

次いでトータルバランスを優先する方には溶剤1液型。

とにかく最高品質でという方なら溶剤2液型がオススメとなります。

さらに、塗料のランクをシリコン系に決めても、水性・溶剤系は統一しないという使い分けも可能です。

例えば、トータルコストを抑えるために外壁・屋根は水性シリコン系塗料で、素地の痛みが気になる破風や雨どいはコーティング力を高めるために溶剤1液型で、というふうに住宅の部分によって使い分けるのです。

外壁塗装の基本は「全ての部分の塗料のランクを同じに」と言われていますが、破風や雨どいなどの傷みやすい部分にはベースとなっている部分の塗料よりランクの高い塗料を使用しても問題はありません。

「全ての部分の塗料のランクを同じに」というのは、全体の耐用年数よりも早く傷んでしまう部分がないようにしようという意味であり、必要に応じて部分的にベースとなる耐用年数よりも長持ちする塗料を使用することはこのルールに反するものではないので、誤解のないようにしましょう。

マイホームにマッチした塗料を選ぶには?

塗料にも色々な種類があり、それぞれに特徴があるということがご理解頂けたと思いますが、ここでみなさんは「ということは、私のマイホームにマッチする塗料はどれになるんだろう?」と疑問を感じるでしょう。

塗り替えの際には、元々の塗装である旧塗膜に対してマッチする塗料に一定の基準があります。

この基準は建設大臣官房技術調査会という有識者によって構成された権威ある会議で策定された指針で示されたもので、外壁塗装のバイブル的な存在です。

非常に細かくて専門的な内容になっているので一例を紹介すると、

 フッ素樹脂塗料の旧塗膜の上には、2液型ポリウレタン塗料またはフッ素樹脂塗料がマッチする
 塩化ビニル樹脂エナメルの旧塗膜の上には、ツヤあり合成樹脂エマルジョンペイント・アクリル樹脂エナメル・塩化ビニル樹脂エナメル塗料がマッチする

という具合です。

どうですか?非常にややこしいですよね。

これは旧塗膜に対する適合の指針ですが、さらに素地に対する適合指針も細かく示されており、これをみなさんに細かく理解しろというのはまずムリです。

外壁塗装業者の中にも、この指針の存在を知らない業者がいてマッチしない塗料を使用して失敗する業者がいるくらいなので、外壁塗装の知識も経験もない一般の方には到底理解できる内容ではありません。

実際のところ、みなさんのマイホームにマッチする塗料をセレクトするのは「外壁塗装業者にお任せ」というのが現実ですが、

各塗料の特徴を理解した上で「見積りはウレタン系になってますが、フッ素系にランクを上げられませんか?」とか「フッ素系では予算オーバーするので、シリコン系にできませんか?」という交渉の材料になるので、

予備知識として塗料のランクや種類を頭に入れておくことは重要な意味があるでしょう。

どの塗料メーカーが良い?

現在、日本の外壁塗装業界で使用されている塗料の主要メーカーは

 エスケー化研
 関西ペイント
 日本ペイント

が主流です。

この中でもシェア40%代を誇る最大手がエスケー化研ですが、ほかにもTOTOエクセラ・菊水化学・水谷ペイントや遮熱断熱系塗料に特化した日進産業など数多くの塗料メーカーが存在します。

この塗料メーカーまで意識して塗料選びをすることも、外壁塗装の知識や経験がないみなさんにはまず不可能です。

また、塗装業者には必ずひいきに取引している塗料店があり、塗料店によっては取扱いのない塗料メーカーがあるので「このメーカーのこの塗料」というふうに指定して塗装してもらうのは難しいのが現実です。

外壁塗装を考えているみなさんは、まずは「全てにおいて完璧な塗料は存在しない」ということを念頭に、各塗料の特性とメリット・デメリットを踏まえて、見積りにきた塗装業者に

 価格を安く抑えたい
 仕上がりの美しさを求めたい
 とにかく耐久性が高いものが良い

というふうに自分なりのコンセプトを伝えることが重要です。

そのコンセプトに合わせて、塗装業者が最適な塗料をセレクトしてくれるので、最終的には「その業者が信用できるのか?」が重要となってきます。

塗装業者はどうやって塗料を決める?

塗料のセレクトが塗装業者にお任せである面があることは承知できたとして、では塗装業者はどうやって塗料を決めるのでしょうか?

塗装業者は、一般的に

 仕上げ(色味・色調・ツヤ・隠ぺい力・美観・テクスチャー・防水性・防カビ性など)
 耐久性(耐候性・退変色・チョーキング・付着性・プライマー・防サビ性・対アルカリ・追随性)
 塗装費用(材料費・1缶あたりの単価・1㎡あたりの単価・塗布量・作業性・工具消耗など)
 環境性(臭い・溶剤・飛散など)
 調達の容易性(リードタイム・在庫・特注色など)
などの様々な要素を考慮して使用する塗料を決めます。

ここまで考えるのはカンタンなことではありませんが、こんなにたくさんの要素を踏まえてこそベストマッチする塗料を決めることができます。
つまり重要なのは塗装業者の知識と経験であり、これを見極めるには
 施工実績の確認
 複数の業者との比較

が重要になってきます。

すでに懇意にしている塗装業者がいたとしても「一括見積りサイト」を活用するなどしてさらに優良な業者を探すことが、外壁塗装で成功するための秘訣なのです。

納得できる仕上がりのために

外壁塗装で使用する塗料について紹介してきましたが、最後に2つ、納得できる仕上がりを得るためのポイントを紹介しておきましょう。

試し塗りをする

外壁塗装の色を決める際に、塗装業者がみなさんに提示するのは「色見本帳」と呼ばれるカラーサンプルです。

カラーサンプルは、目の錯覚で実際の色よりも濃く見える特性があります。

カラーサンプルだけで色を決定するのではなく、ベニヤ板などに試し塗りをしてもらって太陽光の下で見るなどの確認をしておけば、施工後に「イメージと違う…」というトラブルを回避できます。

ツヤのあり・なし

最近では外壁だけでなく内装などでも「ツヤなし」「マット仕上げ」などのツヤなし塗装が流行しています。

ピカピカしたツヤありよりも、特に若い世代にはツヤなし塗装が好まれる傾向がありますが、ツヤなし塗装は「塗り替えで美しく仕上がった」という実感があまり得られないということを覚悟しておきましょう。

ツヤなし塗料は、ツヤを排除することによって「ツヤ落ち」を無視します。

塗料のツヤは年々と衰えていきますが、ツヤなし塗料だとツヤ落ちによる劣化を感じにくくなります。

つまり、仕上がりは「う〜ん…」という感じでも、塗り替えたばかりの質感が長い間持続することになるので、劣化を感じにくくなるという特徴があります。

ツヤなし塗料を選ぶ際には「塗りたて感は薄い」ということを覚えておきましょう。

外壁塗装で使用する塗料のまとめ

外壁塗装で使用する塗料について徹底解説していきました。

ご覧になったとおり色々な種類・特徴がある塗料ですが、数ある塗料の中からどれを選択するのかは施工する塗装業者次第にお任せする面があります。

つまり、塗料選びというイベントの前に「業者選び」が重要になってくるので、本当に優良な塗装業者にお任せするためには「一括見積りサイト」を活用した相見積りがオススメです。

一括見積りサイトは、サイト側独自の厳しい審査にクリアした全国の優良な塗装業者をあっせんしてくれるサービスを無料で提供しています。

塗料の相談にも柔軟に対応してくれる優良な塗装業者が多数なので、ぜひ一括見積りサイトを活用しましょう。

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