【アスベストのレベル3】レベル3のアスベストの建材の種類と解体・除去費用を徹底解説

【アスベストのレベル3】レベル3のアスベストの建材の種類と解体・除去費用を徹底解説

アスベストを含有した建材が人体に健康被害をもたらすおそれがあることは、すでにみなさんもご存知のとおりです。

でも、たとえばシックハウス症候群の原因になっているホルムアルデヒドのように「身近にアスベストがあれば常に有害だ」というわけではありません

この点は大きく誤解している方が多いことでしょう。

「え?じゃあアスベスト建材を使用している住宅でも危なくないの?!」と思った方は、ぜひアスベストの「レベル」に着目してください。

ここでは、みなさんの住宅にも使用されていることが多い「レベル3」のアスベスト建材について、種類や特徴、除去方法や費用などについて詳しく解説していきましょう。

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目次

レベル3のアスベスト建材とは!?レベル3は空気中に飛散しやすい

アスベスト・アスベスト建材には「レベル」が存在します。

レベルというくらいですから、当然、何かしらの基準があって段階わけをしていることは想像できますよね。

アスベストのレベルを決定する基準は「飛散性」にあります。

飛散性、つまりは「どのくらい飛び散るのか?」が重要になるわけです。

アスベストは非常に微細な繊維状の物質なので、空気中に飛散しやすい性質を持っています。

古い論文データになりますが、1960年代にイギリスでアスベストの飛散性を検証する実験がおこなわれました。

造船所内でのアスベスト飛散を検証した実験で、デッキが何層にも区分けされた大型船舶内で、吹き付けアスベストの除去作業をおこなった場合の濃度を数値化したものです。

【大型船舶内で吹き付けアスベストの除去作業の結果】

【レベル3】身近な家にもアスベストが!?レベル3のアスベスト建材の種類と除去費用

大型船舶内で吹き付けアスベストの除去作業の結果

艦底部・吹き付けアスベストを除去した階層 繊維の本数
第7デッキ 311本
第6デッキ 109本
第5デッキ 30本
第3デッキ 25本
第1デッキ 0.05本
※除去作業をおこなった作業員の作業着 16本

参考|石綿繊維の特徴

船舶の内部のように狭い空間で空気が繋がっている場所では、階層が分かれていても最上階にまでアスベスト繊維が飛散していることがわかります。

アスベストの繊維1本の太さは、人間の髪の毛のわずか5,000分の1程度

もちろん、非常に軽いため、空気の流れや風によって周囲に激しく飛散してしまうのです。

レベル3の飛散性は比較的低い

アスベストのレベルは、飛散性の高さや、作業によって粉じんが発生する程度を示す「発じん性」によって1〜3に区分けされています。

レベル 飛散性・発じん性
レベル1 著しく高い
レベル2 高い
レベル3 比較的低い

今回のテーマである「レベル3」のアスベストは、周囲にアスベスト繊維が飛散する程度が低く、取り扱い時にも粉じんが発生しにくいという性質があります。

アスベスト除去のプロ

レベル3では「飛散性・発じん性が比較的低い」とされていますが、アスベスト建材である事実は変わりません

正しく理解して、ご自宅に使用されているレベル3のアスベスト建材の危険度を確かめていきましょう。

レベル3のアスベスト建材の種類・使用されている場所

ここでは、レベル3に該当するアスベスト建材を詳しく解説していきましょう。

「え?これもアスベストが使用されているの?」と驚くようなものがあるはずです。

レベル3に該当するアスベスト建材は、以下のような部位に使用されています。

  • 屋根
  • 外装
  • 内装
  • 配管
  • 煙突

ここからは、それぞれの部位について、どんな建材が該当するのかなどを詳しく見ていきましょう。

レベル3のアスベスト建材【屋根】

みなさんがお住いの住宅の屋根にも、アスベストを含有するレベル3の建材が使用されていることがあります。

屋根に使用されているレベル3のアスベスト建材は次の2種類です。

  • スレート
  • ルーフィング

では、それぞれの建材について見ていきましょう。

住宅に広く使用されている「スレート」

スレートとは、屋根瓦として使用されている薄いプレートです。

現在の「ケイミュー」(古い社名で「クボタ」)が製造していた、「コロニアル」や「カラーベスト」という製品のシェアが大きかったため、

建築業界ではコロニアル・カラーベストという名称のほうが一般的になっています。

耐久性・耐熱性・保温性が高く、日本瓦よりも軽くて施工性が高い上に安価であったため、爆発的に普及しました。

非常に耐久性が高いのが特徴で、平均的な寿命は20年程度ですが、

定期的に表面の塗装を塗り替えるなどのメンテナンスを加えれば30〜40年は使用に耐えることができます。

また、住宅の主な屋根ではなく、渡り廊下や倉庫の屋根などに使用されている波型プレートタイプのスレートにもアスベストが配合されていました。

瓦の下に敷き込む「ルーフィング」

ルーフィングとは、屋根瓦の下に敷き込む防水シートのことです。

住宅の屋根は、屋根だけで雨風を防いでいるわけではありません。

屋根の下地となる野地板の上にルーフィングと呼ばれるシートを敷き、その上に瓦や化粧材を設置して屋根が完成します。

現在、屋根付き戸建て住宅の建築方法において、ルーフィングが不要な方法は存在しません。

つまり、屋上がある陸屋根式の住宅を除いては、全ての住宅にルーフィングが使用されていることになります。

ルーフィングがないと、屋根瓦の隙間から入り込んだ雨水が野地板に浸透してしまうため、雨漏りが発生します。

戸建て住宅の雨漏りトラブルの原因は、ほとんどがこのルーフィングの劣化や施工不良によるものですから、いかにルーフィングが大切な建材であるかは容易に想像できるでしょう。

ルーフィングは、主に安価なアスファルト系ルーフィングが使用されています。

アスファルトを浸透された紙を複数の層に重ねて形成しているわけですが、耐久性・耐熱性・防音性を高めるためにアスベストが配合されてた時代が長く続きました

アスベスト除去のプロ

屋根材に使用されているアスベスト建材としてはスレートが注目されがちですが、

日本瓦(和瓦)の場合でも「ルーフィングにアスベストが配合されていた」というケースがあります。

ご自宅が日本瓦だという方は、ぜひルーフィングにも着目しましょう。

レベル3のアスベスト建材【外壁・サイディング】

一般住宅の外装材にもレベル3のアスベスト建材が使用されていることがあります。

  • 窯業系サイディング
  • 建材複合金属系サイディング
  • 押出成形セメント板
  • スレート波板
  • 石綿発泡体

現在、非常に多くの住宅で採用されている外壁材となっている「サイディング」。

工場でパネル状に製造されたサイディングボードを貼り付けることで施工が完了するうえに、

漆喰などに代表される塗り壁よりもヒビ割れの心配が少ないため、外壁材の主流となっています。

多くの住宅に使用される「窯業系サイディング」

サイディングの中でももっとも広く普及しているのが、セメントと繊維質を配合して成形する「窯業系サイディング」です。

こちらにはセメントと配合するための繊維質としてアスベストが配合されていました。

耐久性・断熱性・防音性を高める意味でも非常に有効だったため、窯業系サイディングといえばアスベスト配合のものが好まれましたが、

2004(平成16)年にはアスベスト含有のものは生産が完全終了しています。

建材複合金属系サイディング

サイディングの中でも寒冷地で好まれて使用されていたのが「建材複合金属系サイディング」です。

金属製の表面材に断熱素材を裏打ちした建材複合金属系サイディングでは、断熱素材としてアスベストが採用されていました。

断熱性が高く凍害を防ぐ機能が高いうえに安価であったために広く普及していましたが、

窯業系よりもアスベストの含有率が高かったため、1990(平成2)年にはアスベスト含有のものが廃止されています。

鉄骨系住宅の外壁に採用される「押出成形セメント板」

木造住宅で使用されることはまれですが、鉄骨系の住宅で採用されることが多い押出成形セメント板にもアスベストが配合されていました。

押出成形セメント板とは、セメントと繊維質を混合させた原料を押出成形することで中空を有する形状に加工したボードのことです。

非常に軽く、耐久性と耐火性が高いのが特徴で、鉄骨住宅の外壁や間仕切りなどに利用されています

繊維質としてアスベストが配合されていましたが、2004(平成16)年にアスベスト含有のものは生産が終了しました。

倉庫などに使用される「スレート波板」

住宅の外壁に使用されることはまれですが、倉庫や増築した外付きの納戸などに使用されることが多いのが「スレート波板」です。

工場などの外壁や屋根として、波形状に加工されたボードを見たことがある方も多いでしょうね。

セメントと繊維質を混合させて成形していますが、2004(平成16)年以後はアスベスト含有のものが廃止されています。

もっともアスベスト含有率が高いのが「石綿発泡体」

外壁に使用されているアスベスト建材の中でも、もっともアスベストの含有率が高いのが「石綿発泡体」です。

石綿発泡体とは、ビルなどの外壁にある耐火材の目地を埋めるために使用されるスポンジ材のことで、非常に耐火性・不燃性が高い建材です。

スポンジ状なので弾力性も高く、撥水性・吸音性も高いという特徴があります。

見た目には灰色またはベージュ色のスポンジですが、実はアスベストの含有率は70〜90%と非常に高くなっています。

一般住宅に使用されることはまれですが、ビルの解体などでは注意が必要な建材のひとつです。

レベル3のアスベスト建材【軒天井など】

直に水濡れしない場所に使用される「ケイ酸カルシウム板 第1種」

住宅のひさし部分の内側のことを「軒天井」と呼びます。

その軒天井に使用される建材として普及したケイ酸カルシウム板第1種」にもアスベストが配合されていました。

建築業界では「ケイカル板」という略称が一般的です。

ケイカル板はケイ酸質や石灰質を主材にしており、耐久性・断熱性・耐火性を高めるためにアスベストが配合されていました。

防水性が全くないわけではありませんが、直接に水分が当たる部位には使用できないため、

外装では軒天井に、内装には天井や壁、耐火間仕切り板などに採用されています。

アスベスト配合のものは、2002(平成14)年に生産が終了しています。

バルコニーの間仕切りにも使用される「スレートボード・フレキシブル板」

ほかの建材と同じく、セメントと繊維質を混合して加工した不燃材が「スレートボード」や「フレキシブル板」です。

  • 住宅の軒天井
  • ビルなどの外壁材
  • マンションのバルコニー
  • ベランダに設置している間仕切り板

に採用されています。

こちらも繊維質としてアスベストが配合されていましたが、2004(平成16)年にはアスベスト不使用のものに切り替えられています。

レベル3のアスベスト建材【外壁塗装のリシン・スタッコ・タイル】

外壁塗装のアスベスト建材 いつまで製造・使用されていたか
リシン 1980年代終わり頃を中心に製造が終了
スタッコ 1980年代終わり頃を中心に製造が終了
タイル 1980年代終わり頃を中心に製造が終了
フィラー 2005(平成17)年まで使用

外壁塗装にもアスベスト含有の材料が使用されていました。

住宅の外壁で、ザラザラとした小石のようなものが吹き付けられているものを見たことがある方も多いでしょう。

この仕上げは「リシン」や「スタッコ」と呼ばれるもので、骨材を含んだ塗料を吹き付ける塗装方法です。

また、ザラザラ感はないものの、大小さまざまな幾何的な円形が点在する「タイル」という仕上げ方法もありますが、これらはいずれもアスベストが配合されていました。

乾燥してしまえば塗装材が硬化するため飛散性は低くなりますが、吹き付けによって施工するため、施工時のアスベスト飛散性は高く、1980年代終わり頃を中心に製造が終了しています。

また、塗装の下地を整えるための「フィラー」という材料にもアスベストが配合されていましたが、こちらは2005(平成17)年まで使用されていました。

アスベスト除去のプロ

外壁は耐久性や耐火性が高いものが好まれますが、

さらにアスベストを配合することで軽量化が実現するため、すすんでアスベストが使用されていました。

リシンやスタッコのように吹き付けによって施工されるものもありましたが、

セメントや樹脂との結合によって飛散性が抑えられているという特徴があります。

レベル3のアスベスト建材【内装材】

住宅の内装部分にも、色々な箇所でアスベスト含有の建材が使用されていました。

内装材として使用されていたレベル3のアスベスト建材は、次のようなものがあります。

  • せっこうボード
  • スラグせっこう板
  • パルプセメント板
  • パーライト板
  • ロックウール吸音天井板
  • 壁紙

そのほか、先ほど外装材として紹介した「ケイ酸カルシウム板 第1種」や「スレートボード」も内装材として使用されていました。

では、それぞれの建材について詳しく見ていきましょう。

広く使用されてきた「せっこうボード」

住宅の柱と柱の間を埋める板材として現在も広く使用されているのが「せっこうボード」です。

板状に加工したせっこう(石膏)を特殊な板紙で覆うことで1枚のボードに成形したせっこうボードですが、

耐久性・断熱性・耐火性・防音性を高める目的でアスベストが配合されていました。

1970〜1986(昭和45〜61)年頃に製造されたせっこうボードにはアスベストが配合されているものが多いのが特徴ですが、

法令による規制前でもアスベスト含有率が1%にも満たなかったことも注目すべき点でしょう。

せっこう製造の廃材を利用した「スラグせっこう板」

せっこうの特徴として挙げられるのが「不燃性」です。

燃焼しにくい材質であるため、火器を使用する場所、住宅でいえばキッチンやボイラー周辺にせっこう系の建材が使用される傾向があります。

せっこうを製造する際には「せっこうスラグ」という廃材が生じますが、これを再利用したものが「スラグせっこう板」です。

スラグせっこう板には、補強材としてアスベストが配合されていましたが、現在はアスベスト非含有のものが販売されています。

遮音・吸音に優れた「パルプセメント板」

セメントと古紙を処理する工程で発生するパルプを主材として、繊維質を配合して板状に加工したものが「パルプセメント板」です。

パルプセメント板の特徴は、遮音性・吸音性が非常に優れている点にあります。

そのため、住宅では天井などのほか、トイレ周りの内装材としても使用されています。

配合する繊維質としてアスベストが使用されていた時代がありますが、現在ではアスベストは使用されていません。

耐久性が高い「パーライト板」

パーライトとは、黒曜石や真珠岩などを細かく粉砕して焼成したものです。

これをセメントや繊維質と配合し、高圧成形することで板状にした建材が「パーライト板」で、耐久性・断熱性・耐火性が非常に高いという特徴があります。

繊維質としてアスベストが配合されていましたが、こちらも代替材が確立されたため現在はアスベスト非含有のものが使用されています。

「ロックウール吸音板」にもアスベストが?

ロックウールとは、製鉄の際に生じたスラグを電気炉で溶かした上で遠心力によってわた状にした、いわば「鉄のわたあめ」のことです。

アスベストの代替品として注目され、細かい繊維質の中を「音」が通り抜けようとする際に熱エネルギーに転換する性質があるため、天井などに使用する吸音板として広く普及しています。

ところが、古いロックウール吸音板には、つなぎ成分としてアスベストが配合されていました。

現行で販売されているロックウール吸音板にはアスベストは使用されていませんが、

古い製品は「石綿含有ロックウール吸音板」として区別されます。

「壁紙」にもアスベストが配合されていた

現在は当然ながら製造・販売が中止されていますが、アスベスト紙を加工した「壁紙」にも存在していました。

アスベストを含有した紙に化粧加工を施し、不燃の壁紙として台所などの火器を扱う場所に採用されていましたが、

さらに修繕や張り替えが容易というメリットもあったのが特徴です。

そのため、商業施設や地下街などの内装仕上げとして、アスベスト含有の壁紙が広く普及していました。

アスベスト除去のプロ

内装材も、外装材と同じくセメント質などに配合するための繊維質としてアスベストが配合されています。

内装材の場合、

  • 板紙で覆う
  • 化粧板を貼る
  • 表面を塗装する

などの化粧加工が施されているものが多く、自然にアスベストが飛散するおそれはきわめて低くなっています

レベル3のアスベスト建材【床】

レベル3のアスベスト建材は、住宅の床にも採用されていました。

実は「これもそうかもしれない…」と気づかされるものばかりです。

  • ビニル床タイル
  • ビニル床シート
  • ソフト巾木

それぞれの特徴などを詳しく解説しましょう。

台所や洗面所に使用されていた「ビニル床タイル」=「Pタイル」

塩化ビニル樹脂や炭酸カルシウムを主原料に、薄い板状に成形した床材が「ビニル床タイル」です。

ビニル床タイルという名前を聞いてもピンとこない方が多いかも知れませんが、この通称名を聞けば誰でも「あぁ、それ!」と分かることでしょう。

ビニル床タイルとは、つまり「Pタイル」のことです。

Pタイルといえば、学校の教室や廊下の床に敷き詰められていたものですから、学校の大掃除の際にはワックス塗りなどをしていたことを思い出す方も多いでしょうね。

ビニル床タイルは非常に耐久性が高いため傷や汚れがつきにくく、耐水性・耐火性にも優れているため、学校や病院などの施設に広く採用されていました。

一般住宅でも、台所や洗面所などの床材として使用されていたので「昔は台所の床が冷たかった」なんていう記憶があるのではないでしょうか。

耐久性・耐火性を補強する材料としてアスベストが配合されていましたが、1987(昭和62)年には生産が終了しています。

アスベスト除去のプロ

住宅では、アスベスト含有のビニル床の上にタイルカーペットなどを敷き詰めて封じ込めているケースがあります。

中古住宅などでタイルカーペットが採用されている場合は、一度剥がして確認してみましょう。

水周りに多い「ビニル床シート」

塩化ビニル樹脂をシート状に加工した床材が「ビニル床シート」です。

主に病院などの施設や事務所の床材として採用されていますが、継ぎ目もなく防水性が高いため、一般住宅でも洗面所などで使用していることがあります。

柔軟性があり、踏み込んだ感触も柔らかいのが特徴で、アスベストの含有率はPタイルと比べると低めです。

そのため、Pタイルよりもわずかに長く、1990(平成2)年まで製造されました。

床と壁の間の「巾木」にもアスベスト

「巾木」とは、床から壁に立ち上がる部分のわずかな隙間部分で、

足先が当たる部分を保護する役割と、床と壁の間に別素材を組み込むことで装飾にメリハリをつける効果があります。

住宅では木製の巾木が一般的ですが、まれにアスベスト含有の樹脂でできたソフト巾木が採用されていることがあります。

レベル3のアスベスト建材【煙突】

現在の一般住宅ではほとんど見かけることはありませんが、古い住宅では、風呂を焚く釜などの換気用に煙突が設置されていることがあります。

耐久性・耐熱性に優れている特徴があるため、セメントにアスベストを配合した材料で製造されていましたが、現在はステンレスなどの素材へと交換されています。

レベル3のアスベスト建材【配管】

国内では戦後まもない時期からアスベスト配合のセメントでできた水道管が採用されていました。

耐久性を高めるための配合と思われますが、実際に使用してみると経年劣化に弱く、全国で漏水が多発したそうです。

そのため、1960年代には新たな敷設が中止となり、現在では敷設替えが難しい場所を除いてはほとんどが別の素材の水道管に交換されています。

公共の水道管がアスベスト配合のものだった時代があるくらいですから、住宅の配管にもアスベスト含有の配管が使用されていることがあります

ただし、配管類は専門業者でないと確認することさえできません。

もしマイホームに使用されている配管類にアスベストが配合されていないかが気になる場合は、専門の業者に調査を依頼しましょう。

レベル3のアスベスト建材でも使用されていたら危険!?

アスベスト建材のレベル分けとしては最も飛散性・発じん性が低い「レベル3」。

とはいえ、ここまでで紹介したレベル3のアスベスト建材が使用されていることが分かれば「そのまま使用していても大丈夫なの?」と不安になるでしょう。

アスベスト疾患として代表的なじん肺・悪性中皮腫・肺がんなどを発症するリスクを考えれば、すぐにでも除去したほうが良いのではないかと考えるはずです。

レベル3のアスベスト建材が使用されている住宅や建物を使用していると、アスベスト疾患を発症する危険があるのでしょうか?

「レベル3」は使用に問題はないが劣化や損傷には要注意!

レベル3のアスベスト建材が使用されていたとしても、ただちに健康被害が発生するわけではありません。

アスベストは人の健康に被害をもたらす物質なのに、なぜそんなことが言えるのか?

と不思議に思った方は、そもそも、なぜアスベストがここまで広く普及してしまったのかを考えてみましょう。

それは「アスベストが抜群の耐久性を誇っていたから」にほかなりません。

アスベストを含有する建材はいずれも耐久性に優れており、通常の使用を続けるだけならカンタンに損傷することはほとんどありません

たとえば、レベル3に該当する屋根材のスレートは、定期的に表面の塗装を塗り替えるメンテナンスを続けることで40年以上も機能を失わずに使用できた例があります。

しかも、レベル3のアスベスト建材は、ほとんどが乾燥させるとセメントのように強固にかたまる性質を持つ主材と混合して製造されています。

そのため、何年もの時間が経ったところで、建材から自然にアスベストが飛散してしまうおそれはほとんどありません。

ただし、見た目に劣化や損傷が認められる場合には注意が必要です。

劣化、損傷部位から、わずかながらにでもアスベストの繊維が飛散してしまうおそれがあります。

アスベスト除去のプロ

もしレベル3の建材にヒビ割れ・穴あき・剥がれなどの劣化や損傷が見つかった場合は、

プロの業者にアスベスト調査をしてもらうのがベストです。

「なんでも修理します!」などの広告を出している修繕業者はアスベストに対する知識も経験も乏しいことが多いため、

間違った措置をおこなって余計にアスベスト繊維を飛散させてしまうおそれがあります。

レベル3のアスベスト除去費用は!?

レベル3のアスベスト建材を除去する場合の費用は、除去作業をおこなう面積によって上下します。

除去費用の相場は1㎡あたり3,000円程度なので、

一般的な住宅のスレート屋根の除去なら足場代などの諸費用を含めて40万円前後、

洗面所のビニル袋シートの撤去なら数万円程度でおさまることが多いようです。

除去費用にはアスベスト廃棄物の処理費用なども含まれるため、

非アスベスト建材の除去・解体よりもわずかに高くなりますが「アスベスト建材だから高額になった」というほどの差はありません。

インターネットで調べると「1㎡あたり1,500円!」などの安売りアスベスト除去業者をみかけることがありますが、

適切な処理をおこなわずにコストを削減しているおそれがあるので、利用は避けた方が利口でしょう。

レベル3のアスベスト除去はアスベストの専門業者に依頼する

もし、リフォームやリノベーションなどの改築をする、現在の住宅を解体してマイホームを新築するなどの場合は、アスベスト建材を除去することになります。

ここで注意しておきたいのは、たとえ危険性が低いと言われているレベル3のアスベスト建材であっても、なんの対策もなしに除去することはできないということです。

レベル3のアスベスト建材といえども、除去する際には関係法令が定める方法に従って適切に除去する必要があります。

まずはアスベスト建材であるかどうかの調査をおこない、経験豊富なプロの目でどのような除去方法が適切かを判断してもらい、

養生・湿潤化などの飛散防止対策を講じたうえで除去作業をおこないます。

除去したアスベスト廃棄物は、一般廃棄物と分別して適切に廃棄する必要があるため、廃棄作業ひとつにしてもプロの知識と経験が必要です。

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身近な家にもアスベストが!?レベル3のアスベスト建材の種類と除去費用のまとめ

ここでは、意外にもみなさんのマイホームに使用されていることが多い「レベル3」に該当するアスベスト建材について、種類や特徴、除去方法や除去にかかる費用などを紹介しました。

レベル3のアスベスト建材は、アスベストの繊維が飛散する危険度が低く、劣化や損傷さえなければ使用を続けたからといって健康被害が発生するおそれはありません。

とはいっても、やはり「気になるのでリフォームとあわせて除去したい」と考える方も多いでしょう。

もし、レベル3のアスベスト建材の除去を検討している方は、

まずはプロのアスベスト除去業者に相談し、アスベスト調査を受けることがファーストステップになります。

アスベストに関する知識と、除去作業の施工実績が豊富な業者にお任せして、安全・安心なマイホームにしましょう。

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